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戦争の原因

戦争は、自分以外の存在を味方と敵に分けることによって始まる。言葉を持たない動物は、自分とそれ以外という認識を持っているはずだ。人間といった知的生命は、言葉によって、同じものという発想を手に入れた。この世の中に同じものは一切ない。目の前にコップが3つあるとする。「この3つはコップで同じものだ」と考えるためには、目の前にある3つのコップと、それ以外という認識を持つ。3つのコップは、重さや傷など、違うところがあり、同じではない。どんなに精密に複製しても、異なる原子・分子の集合体であり、同じものは作れない。似たものを作ることはできるが。衣類と食器を分けて考えると、皿とコップは似たもの(同じもの)になるし、セーターとシャツは似たもの(同じもの)だ。1=1の証明は、同一物が同一物であるということの証明だ。そのためには、観測者である自分と自分が観測する対象である世界で、1が、ひとつしか存在しないことを証明しなければならない。動物の認識では、目の前にある何かとそれ以外という認識がある。これが言葉以前の最も単純な認識だ。これだけでは戦争は起きない。危険な存在と、安全な存在に分けるということはあるだろう。言葉による認識とは、目の前にある集合を、2つに分けるところから始まる。数とは集合の概念である。同じものを作るという能力は、言葉によって生み出された。しかし、それは、自分以外の存在を、味方と敵に分けることにものになる。これが人間が戦争をする理由である。

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