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燃え尽きずに大量に勉強するための三段階戦略

わたしはよりよく学ぶことに最も時間を割いてきたが、長期的な習慣に焦点を当ててみたいと思う。年月を良い習慣を作るために費やせば、それは残りの人生に役に立つであろう。習慣を破ってしまっても、新たに習慣を作るより、昔の習慣を再建するほうが容易である。

しかしながら、しばしば、それほど悠長には構えられないこともある。より多く、より早く学ぶことが必要な試験や締め切りがあるだろう。

この記事では、中国語会話を習いながら、「MITチャレンジ」のざっと四倍のペースと格闘していた時、それから現在も、両方でわたしが利用している戦略をお教えしたいと思う。この戦略を強力なものにしているのは、大半の人たちがきつい締め切りと格闘しているやり方と、それから、結局は締め切りを延ばさざるをえなくなったり、燃え尽きてしまったりする理由とは、正反対のものであるということだ。

燃え尽き、先延ばし、ダメな戦略の兆候

立ちはだかる締め切りに対しての学生のアプローチとして典型的なものは、このようなものである。すなわち、すべての時間を図書館で過ごしたり、友達付き合いや娯楽をすべて断ち、時間の浪費や気晴らしをとることのないように自分自身を締め上げるというものである。

これは一生懸命に過ごす時間の使い方であるから、一般的なパターンである。気晴らしをしてから始め、一生懸命に働いて、より多くの時間を勉強に使うように、強制をするのである。こうすることによって、しきりに気晴らしをしたくなったり、一人の時まで時間を浪費しているかのように罪悪感を持つことになることが多くなる。この状態は、最大の能率の時と比較して非常に低いレベルで作業が行われたり、燃え尽きたり、ギブアップしてまうまで、一般的に続く。

こういう学生が理解しにくいのは、より少ない時間で、より多く学べるということである。(また、さらに正確に言えば、準仕事のピントのずれボケ具合、実際にはほんの少ししか勉強できていなということが起こっているため、罪悪感を感じて勉強する時間が少なくなっているということである。

どうやったら燃え尽きずに大量に勉強できるのか

このやりかたのキーポイントは単純である。時間の使い方に制約を設け、時間の使い方をより高品質なものとすることである。

これは、わたしがくわしく説明しようとしている、三段階である。

  1. 休憩するために部屋を出ることを考えて、具体的な勉強時間を設定する。
  2. 仕事を受動的から能動的に切り替える。
  3. 快適だが、気が散らない作業空間をつくる

ステップ1:十分な休憩時間を考えた、具体的な勉強時間。

最初の間違いは、ぶっ続けで勉強できると信じていることである。これは危険な誘惑であるとともに、試験や締め切りがより高くそびえ立つほど、より罠にかかりやすくなるということが言える。

わたしは、勉強時間のうちの幾らかの時間かがのんびりしたものになるように言っている訳ではない。一生懸命、勉強したいなら、一生懸命、頑張る必要がある。そういうことではなく、競争で走っていることを考えれば、早すぎれば息切れしてしまうような維持するには難しい過酷な速度があるということだ。二つに分けるのがうまいやり方である。

二つに分けるのに最も簡単な方法は、十分な休息時間をもたらすように具体的な時間を設定することである。わたしは、個人的に一週間のうち五日、午前8時から、午後6時まで、さらに半日を足して(当然、休憩を入れて)いるのが、一度に、数週間続けるよりも最大限に時間を活用できると思われる。わたしは、これを「MITチャレンジ」を通して使ったが、今は、中国語を学習するのに使っている。

このスケジュールの特徴は毎晩が週末丸一日と同じくらい自由であるということだ。(もう半分はそうではない)これはすなわち、友達に会ったり、運動したり、楽しみに何かをやったりすることが、犠牲にされる必要がないということである。

今、現在、一生懸命、勉強していて、燃え尽きた感じがあり、戦略を変えようと試みているなら、変更する仕事量は、それよりも少なくさえある必要がある。わたしは、このスケジュールをバックアップするのに数日か一週間かけて、半分くらいしかできないだろう。走っている時に、息切れがしたなら、持続可能な速度に戻る前に、より遅い速度に戻る必要がある。

ステップ2:受動的な学習から能動的な学習へ

わたしは具体的な時間を設定するのが不可欠だと、長年、例を出して説明してきた。しかしながら、精神的な仕事と、肉体的な仕事は、根本的に違うので、連続して類推しても失敗する。競争していて速く走りすぎていると感じ始めたら、速度を遅くしないといけない。また、メンタルな競争をしていて、押され気味だと感じたら、集中を解いて、身体が休まるようにしないといけない。

集中力が阻害されたら、たくさんの努力をしていても、学習スピードは著しく減退する。これは、ずっと少ない時間しか学習していないのに、具体的なスケジュールにはまり込んだ人と同じ努力を払うことになるということである。

この問題と闘う次の段階は、仕事を、受動的なものから能動的なものに切り替えるということである。これは、燃え尽き型のスケジュールから、修正したスケジュールに移行する場合に、強い味方になってくれるので、最初の数日は、最小限の時間しか設定する必要がないくらいである。しかしながら、能動的な仕事の恩恵は、より高い効率の勉強の管理を実現するということである。

能動性というのは、範囲の問題であって、受動的あるいは、能動的とラベルのついた二つの勉強の種類ではない。むしろ、いくつかの仕事は、他の仕事より、一層、高い集中と効率を示すものである。

自己テストは能動的な仕事。読み直しは受動的な仕事。「フェインマン・テクニック」は能動的な仕事。「スキミング」は受動的な仕事。おおざっぱなやり方は、自分が間違っていると分かる可能性がある日課をこなしても意味がなく、それは能動的な仕事とは言えない。わたしは限定されたリストの例外を設けようと思うが、それは小さなものである。そのリストについて言えば、記憶を助ける語呂合わせ技術には、なんの反応もないし、精神的な負担の多き万もので、かなり効率的であるということである。

ステップ3:快適な、また気の散らすもののない、仕事環境を構築する。

このステップは明確だ。気が散るものがある環境で働いていたら、気が散ってしまう。わたしは、会話のない中国語の勉強を、インターネット環境のない場所で行った。仕事の一部として、インターネットを使うなら、仕事に関係のないサイトを選択的にブロックする「SelfControl」といったアプリケーションを使うのがいいだろう。インターネットがまったくないのであれば、なおいいだろう。

携帯電話をマナーモードにするか、勉強中に、携帯電話を持ってすらいないようにするのがいいだろう。友人がいないところに行くのもいい。(中国語を勉強する場所を選ぶと、ランダムな中国語の会話を時々、容易にすることができたが、それはこのルールを証明する例外である)

気が散るようにしたくないのでああっても、休憩を取ることを恐れなくていい。理想的なのは、休憩が退屈(しかしリラックスできるもの)で、勉強をやめるように誘惑するものではないものでない環境を作り出すことである。先ほどの基準に則った休憩の仕方を選ぶことは、丸一日、集中力を持続させることに役に立つ。

「MITチャレンジ」の間、わたしは短い散歩や、十五分から二十分、静かにただ座ることをしばしばやっていた。これらは良い休憩であった。というのも、これらの休憩は、意識に休息をもたらし、元の仕事に戻るのに、意思の力を必要としないほど退屈であったからだ。インターネットサーフィン、友人とのチャット、携帯電話のゲームをすることは、良い休憩ではない。

休憩の頻度は、やっている活動の種類によって大いに違ってくる。わたしは「MITチャレンジ」をやっている間は、休憩をたびたび行った。というのは、難しい数学の問題や、大量に本を読む宿題によって、一時間以上、集中を持続させることが困難だったからだ。言語習得については、ほとんど長い休憩をしなかった。文法の問題や語彙を学習することは精神的に負担が大きくなかったからだ。

燃え尽き型のスケジュールから、効率的なスケジュールにどうやったら移行できるか。

これらの教訓を深く理解しているにもかかわらず、それでもわたしは、最近、働きすぎてみたいという誘惑に屈してしまった。わたしはほとんど常時、その言語に触れ合うようにする母国語禁止の言語習得の環境を作り上げた。それはスペイン語の時には役に立った。単純にコミュニケーションをすることに比較して、勉強時間自体はむしろ最小限であった。しかし、これを中国語に適用しようとすると失敗した。

わたしの問題は、母国語である英語なしのルールにあるのではなくて、むしろ、精神的に負担の大きい多くの活動で一日を埋めようとしたことだった。わたしは、音楽の代わりに「ChinesePod」を常時、聴き、中国語のテレビやメディアだけを見て、毎週休息を取らないで、毎日、勉強するようにした。わたしは、壁にぶつかろうとしたことに気付くまで、数日以内に中国語のプレゼンテーションが立ちはだかり、無理がたたって、燃え尽きようとしていた。わたしは犯した間違いのために、数日間、良質な勉強時間を失ったし、おそらく、勉強の効率は低いものであっただろう。


誤りを犯してから、また、その罠にはまったことに気付いてから、上述したルールにのっとった勉強のスケジュールを新たに設計しなおし、数日以内にゆっくりと適用していった。そして今、わたしは、疲れ果てることなく、少なくとも以前と同じくらいの勉強量を取り戻して、再び軌道に乗ることができた。

時として、われわれはそれと気付かずに燃え尽き型のスケジュールにおちいってしまう。こうなってしまうのは、ゴールに対して十分に進展が見られない時(あるいは、先延ばしになっている場合)に、もっと働くべきだと感じた時である。こういう場合、集中できない理由が、怠けているわけではなくて、時間に制約を設けていない兆候にあることに気付くのは、非常に難しい。

以上は、
原文:「The Three-Step Strategy to Study Hard Without Burning Out」
http://www.scotthyoung.com/blog/2014/04/01/study-hard-no-burnout/
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月29日(土)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

松下幸之助 商売戦術三十カ条

銭が欲しいぃ!!明日仕事ぢゃぁ↓こっぱダルイ…

第一条 商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり

第二条 お客様をじろじろ見るべからず。うるさく付きまとうべからず

第三条 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何(いかん)

第四条 棚立上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方がかえってよい

第五条 取引先は皆親類にせよ。これに同情をもってもらうか否か店の興廃のわかるところ。

第六条 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客をつくる。

第七条 お客様の小言は神の声と思って何事も喜んで受け入れよ。

第八条 資金の少なさを憂うなかれ。信用の足らずを憂うべし。

第九条 仕入れは簡単にせよ。安心して出来る簡単な仕入れは繁昌のもとと知るべし。

第十条 百円のお客様より一円のお客様が店を繁昌させるものと知るべし。

第十一条 無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ

第十二条 資金の回転を多くせよ。百円の資本も十回まわせば千円となる。

第十三条 品物の取替や返品に来られた場合は、売った時よりもより一層気持ちよく接せよ。

第十四条 お客の前で店員小僧を叱るくらいお客を追い払う手段はない。

第十五条 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。

第十六条 自分の行う販売がなければ社会は運転しないという自信をもて。そしてそれだけに大いなる責任を感ぜよ。

第十七条 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。

第十八条 紙一枚でも景品はお客様を喜ばせるものだ。付けてあげるもののない時は笑顔を景品にせよ。

第十九条 店のために働くことが同時に店員のためになるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし。

第二十条 たえず美しい陳列でお客の足を集めることも一案。

第二十一条 紙一枚でも無駄にすることは、それだけ商品の値段を高くする。

第二十二条 品切れは店の不注意。お詫びしてのち『早速取り寄せてお届けします』とお客様の住所を伺うべきである。

第二十三条 正札を守れ!値引きはかえって気持ちを悪くするのが落ちだ。

第二十四条 子供は福の神―子連れのお客、子供の使いに来ての買い物には特に注意せよ。

第二十五条 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないで寝につかぬ習慣にせよ。

第二十六条 『あの店の品だから』と信用し、誇りにされるようになれ。

第二十七条 御用聞きは何か一、二の品物なり、商品の広告ビラなり持って歩け。

第二十八条 店先をにぎやかにせよ。元気よく立ち働け。活気ある店に客集まる。

第二十九条 毎日の新聞の広告はひと通り目を通しておけ。注文されてしらぬようでは商人の恥と知るべし。

第三十条  商人には好況不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。

幸せ? 大事なツレがぉってくれる事ぢゃがぁ~→☆

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月29日(土)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

心配を止める12のテクニック

「わたしは老人で、たくさんのトラブルを経験してきたが、そのうちの大半は決して起こることがなかった」- マーク・トゥエイン

心配とは何でしょうか?心配は非常に強い不安の感情です。心配は、未知のものに対する恐れ、最悪のことが起こるという思考のことです。

わたしたちは将来のことについて関わろうとしすぎることがあります。あらゆる最悪のシナリオを考えて繰り返しネガティブな自問自答をすることに心を奪われるということがわたしたちにはあるのです。たいていの思考は次のように始まります。

「もしもあのとき、
 家にいていたら」
 こう言っていれば」
 反対の決定をしていれば」

もしくは、

「もしも、
 交通事故にあったらどうしようか」
 首になったらどうしようか」
 うちのティーンエージャーが妊娠したらどうしようか」
 病気になったらどうしようか」

心配は思考の習慣的な行動です。あなたのご両親が慢性的な心配性であれば、あなたもその可能性がありますし、あなたの子供にも受け継がせることになると思われます。心配が習慣的な行動だとすれば、心配を克服する能力もまたあなたにはあるのです。心配をよりポジティブな習慣に置き換えるのです。

わたしたちは何を心配するのでしょうか?

心配についての研究の結果、次のような統計が明らかになっています。

40%は決して起こらない心配である。(つまり心配でわたしたちは時間の浪費をしているのです)

30%の心配はすでに起こってしまったことである。「なりゆきにまかせる」ということを学び、自分と他人を許しましょう。誰も過去は変えられません。あるがままを受け入れ、前に進みましょう。

12%は不必要な心配である。(他人がわたしたちについて考えているような心配)

10%は小さくて重要でない心配である。(夕食を何にしようか、遅刻するんじゃないか、何を着ようか、といった心配)

8%は実際に起こってしまう心配である。このパーセンテージのうち...

4%の心配は起こってしまうがもはや自分ではどうしようもないことである。わたしたちは結果を変えることはできません。こういった心配は、自分の健康や、愛する人の死や、差し迫った自然災害といったものを含みます。多くの場合、これらの出来事は心配する以上に耐えることが可能なことです。

4%の心配はそのうちの全てではないがいくつかは結果をコントロールすることができることである。基本的に、これがわたしたちが直面する問題や課題について行動することもしくは行動しないことで結果が変わってくるものだとわたしは考えます。

これらの統計を見てくれば、次のような問いを投げかけることには価値があると思うでしょう。

  • 何度、わたしたちは手のほどこしようのない状況で心をかき乱すことになっているだろうか?
  • なぜわたしたちは病気になるくらいまで心配で自分自身を圧迫するのだろうか?
  • なぜわたしたちは心配で精神的なエネルギーを浪費するのだろうか?

わたしはこれらの質問に答えることができません。わたしができるのは、心配を克服するためのテクニックを提案することだけです。心配をする習慣をやめる決心をするかどうかはあなたしだいです。

どうしたら心配をすることをやめたり減らしたりできるでしょうか?

「毎日少しずつ心配をしていたら、人生の中で数年間を失ってしまうことになる。もし何かが間違っていたら、できる限り直しなさい。しかし、心配しないように訓練しなさい。心配しても決して何も直せない。」- メアリー・ヘミングウェイ

1.最悪の事態に備え、最善を期待しましょう。これはデール・カーネギーが『心配するのをやめて生活を始める方法』でまさにアドバイスしていたことです。最悪の結果を受け入れて最悪の状況を改善する行動をとりましょう。

2.忙しくなりましょう。自分が心配を始めていると気づいたら、to-doリスト(やることリスト)にしたがって忙しくなるようにしましょう。リストを持っていなければ、書きましょう。ゴールと、そのゴールに到達するための行動のステップをリストアップするのです。重要なことを忘れてしまうのではないかという心配を止めることができるのがto-doリストの利点です。

3.自分の注意をそらしましょう。友達に電話しましょう。いい本を読みましょう。愉快な映画を見ましょう。子供を公園に連れて行きましょう。散歩に行きましょう。やれることはたくさんあります。

4.サポートを受けましょう。友達や家族は素晴らしいサポートの源泉です。彼らが事態をどのように見ているのかをあなたに教えてくれることは特に価値があります。ときには、話すだけでも心配が消えることになったりします。

5.決定を下しましょう。もしも個人的な問題やビジネス上の問題で心配しているのであれば、そのときが決定を下すときです。いったん何をするのかを決めたら、あなたは可能な限り最善の結果に向けてとるべきステップを踏むことができるようになります。

6.問題に真正面から取り組みましょう。通常その問題はあなたの心配の原因になっている問題ではありません。通常それは問題の予知です。どうやって他の人が影響を受けたり、対処したりするでしょうか。できるだけ早く問題に取りかかりましょう。

7.リラックスする練習をしましょう。完全にリラックスする時間を取ることは重要です。目をつぶって、鼻と口から深呼吸をしましょう。呼吸するたびに自分にリラックスするように言い聞かせましょう。こうして不安が体から抜けていくのに数分しかかかりません。

8.CDを聴きましょう。あなたのお気に入りのCDでもいいですし、脳波のCD(brainwave CD)、行動モディフィケーション(修正)テープ、といったような心配や不安を消滅させるように作られたものを聞くのがいいでしょう。(これらは自己催眠やサブリミナル効果のあるものである必要はありません。もちろんそういうものを選んでもらってもかまいません。)

9.日記を書きましょう。心配していることを日記の中に全て書き出してしまうと、たいていのひとは安心感を感じます。書くことで自分が本当は何を恐れていているのかを発見し、状況を改善するために客観的に動くことができるようになります。

10.体を大事にしましょう。休息をたっぷり取りましょう。健康的な食事を食べ、運動をしましょう。体と心に栄養をつけると、物事を見通すのが楽になります。また予期しないことに立ち向かうのが容易になります。

11.あなたが恵まれていることを確認しましょう。感謝できることがたくさんあるはずです。身の回りを見てください。美しい世界に住んでいます。健康や家族や心や国や家や仕事やテレビ、電子レンジにさえ感謝できます。

12.思考を監視しましょう。思考を意識して心配をポジティブな考えに置き換えるように準備しましょう。「落ち着きは力のゆりかごである」(ジョシア・ギルバート・ホーランド)といったポジティブな思考や引用句で準備をするのです。

心配をするのをやめるテクニックはたくさんあります。重要なことは、心配に代わる新しい行動が習慣化するまで、それらのテクニックをコンスタントに使い続けることです。

シンディー・ハルブルックは人生の障害物を乗り越えることに焦点を当てたブログを持っています。彼女は自分の15年以上のソーシャルサービスとみずからの体験から語っています。CindySense.comを訪れたときは無料のe-book「幸福へのガイド」をご覧になってください。

オリジナルはPickTheBrain(:自己改善とモチベーションに捧げるブログ)に投稿されました。

以上は、
原文:「12 Techniques to Stop Worrying」Cindy Holbrook
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月28日(金)個別ページ
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スランプから脱出する5つの方法

とても順調に進んでいた人生が、あるとき、「バンッ」、何らかの理由でスランプに落ち込んでしまいます。エネルギーの低下、やる気のなさ、注意散漫、さらには憂鬱といったものがそのサインです。しかし、最もわからないのが、どうしたらスランプから脱出できるのかということです。

当然のことながら、スランプと渡りあっていき、だんだんとスランプがすり減っていくのを希望して待つというのもひとつの選択肢です。しかし、もっとよい選択肢は、あなたの気分を盛り立たせ、調子が戻るような作戦を実行することです。わたし自身がスランプを知りすぎるほど知りすぎているので、やる気を妨げているものに最も効果的なわたしが個人的に見つけた5つの作戦をご紹介しましょう。

1.決まりきった日課を追い払う

わたしは毎日の日課を楽しんでいますが、精神の安定を保つために日課を窓の外に追い払ってしまう必要にしばしばかられます。例えば、通常通り午前5時に起きる代わりに、目覚ましをオフにして、ゆっくりと目を覚ましたりします。また、iPodを家に置いていって、仕事に出かけたり帰ったりするときの毎日の生活で触れる音を楽しんだりします。時には、良いと思われることとは正反対のことを行ったりしていることもあります。酔っぱらったり、脂っこいファーストフードを食べたり、無意識的にテレビを眺めながらソファに横になるといったことです。これらのことは心理的に有益なことなのです。

2.運動

運動はスランプから脱出するためのすばらしい方法です。運動によって脳の様々な化学物質が刺激されて、幸せな気分になったり、リラックスした気分になったりします。そして、運動によって健康的な外観になり、よい気持ちになることによって、あなたの自信が増し、自己認識が改善されるのです。

3.何か良いことをする

誰かに何か良いことをすることは、するほうとされるほうの両者にとって益のあることだということにいつも気づきます。その人の手助けをすることを別に考えても、助けた自分自身がよい気持ちになれるからです。良いことをするのは、あなたのパートナーでもいいし、友達でもいいし、家族の一人でもいいわけです。もしくは、ボラティアやチャリティに参加してもいいでしょう。個人的にわたしが気づいたことなのですが、恵まれない人たちを助けるボランティア活動は、人生に対する観点を取り戻し、いろんなことがそう悪くはないなと気づくには、とても良い方法だと思います。

4.意識を雑事から解放する

精神的な雑事は溝にはまってしまう大きな原因です。物事を後退させ続けるそれらの雑事、たとえば、税金の支払い、メールの返事、車の整備、といったことによって、時間が経つにつれ、あなたは意識的、無意識的にストレスを受けることになるのです。意識を解放するためにこれらの全ての仕事を片付けてしまうことはかならずしも必要ないのです。大事なのは、それらのことを、書き出すことによって、頭から追い出してしまって、それらのことがやり遂げなければならないのか先延ばしにしてもいいのかを見極めることです。

5.完全に方向性を変える

スランプが特定のプロジェクトや作業に関係したストレスによってもたらされるということがあります。それがあなたの思考をハイジャックし、それ以外のことを考えるのは不可能なように見せかけてしまうのです。そんな事態になった場合、わたしはその作業やプロジェクトを数時間あるいは場合によっては数日間、一旦わきにおいてしまって、全く違ったことをします。一日中、ひとつのことと格闘し続ける代わりに、1、2時間、違うことをすることで生き生きした考え方で戻って来れるというのは実に驚くべきことです。

ほかにスランプから脱出するティップスがありますか?下のコメント欄で教えてください。

ピーターは「Pick The Brain」の編集者で、「The Chage Blog」の創設者です。この記事を楽しんでいただけたなら、「Mind Over Mattress:何が何でも寝たい思うときに早起きする方法」(英語)もお好きなはずです。

以上は、
原文:「5 Ways to Pull Yourself Out of a Slump」Peter Clemens
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月28日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

ブレストをだめにする6つの方法

ブレインストーミングはとてもポピュラーなグループで行うクリエイティブなエクササイズです。それは手早く簡単に役に立ちます。しかし、たくさんの組織がブレインストーミングによって失敗し、ブレインストーミングを使わなくなっています。彼らはブレインストーミングは時代遅れでもはや役には立たないと言います。しかし、失敗の本当の理由はブレインストーミングが正しく活用されなかったことにあるのです。上手に運用されたブレインストーミングは面白くて強力です。そういうブレインストーミングは、大量の良質のアイデアを生み出します。しかし、貧弱なブレインストーミングは欲求不満を生み出し、モチベーションを下げます。あなたの次回の会議をだめにするかもしれない単純な方法をこれから見ていきましょう。

1.明確な目標がない

漠然とした不明確な目的しかないブレインストーミングは戸惑い行き場を失う原因となります。ですから明確な目標を立てましょう。ブレインストーミングの目的は明確なゴールのための答えを得るためのクリエイティブなアイデアをたくさん生み出すことにあるのです。ぼんやりした目的は役に立ちません。「どうやったらもっとうまくできるだろうか」というのはよくありません。「次の12ヶ月で売り上げを2倍にするにはどうすればいいだろうか」といったものがいいのです。しかし、質問の要素は詳細になりすぎないようにしなければなりません。さもないと横道にそれたようなアイデアが出る可能性を閉め出してしまいます。「既存顧客と現状の製品で売り上げを2倍にするにはどうすればいか」というのはおそらく自然ではありません。いったんブレインストーミングの目標を指し示すその質問が同意を得たら、誰もが見えるように書き出されねばなりません。

出されるべきアイデアの数とそのために要する時間を決めておくことは役に立ちます。「20分間で60個のアイデアを生み出そう。そしてそれを4、5個の良いアイデアに絞り込もう」といったように。

2.参加者が等質すぎる

みなが同じ部署の人間であるならば、クリエイティビティは妨げられ、「集団的なものの考え方」をする可能性があります。参加する集団を注意深く選びましょう。およそ6人から12人くらいがちょうどよい参加者の人数です。参加者が少なすぎては多様性のある十分なアイデアが集まりません。逆に参加者が多すぎては管理が難しくなり、みなの合意を保つことができなくなります。他の分野から、さらには他の企業組織から外部の人間(異なった視点や馬鹿げたアイデアを持ち込みうる人たち)を交えたグループにしましょう。様々な年代、男性と女性、経験を積んだ人と新人といったように、種類が混ざったグループがベストです。

3.ボスが司会者をしている

チームを率いる専制的なボス(そのチームの最高責任者)に注意しましょう。彼らは議論を妨げたり型にはめたりする可能性があります。ボスが出席する場合は、独立した立場の適切な司会者(意見を出しやすくし、誰か一人が支配的な立場にならないようにできる人)を設定することをおすすめします。最悪のブレインストーミングは、その部署の最高責任者が会議を主導し、意見に対する書記と審判を同時に兼ねるというものです。

4.意見がすぐに批判にさらされる

ブレインストーミングの最も重要なルールは判断を先送りするということです。馬鹿げたアイデアの持つ豊かさを引き立たせるために、誰も出されたアイデアに対して批判的になったり否定的になったり審判を下したりするようなことがないというのが必須の条件なのです。発言されたアイデアは、どんなに馬鹿げていても、書き記さねばなりません。アイデアを生み出す段階では判断を先送りにするというルールは厳格に強制する価値のある重要なことなのです。

5.少数のアイデアしか受け入れない

一握りだけのアイデアを集めてから分析を開始するのはやめましょう。アイデアは多ければ多いほどいいのです。ブレインストーミングは、量が質を改善するということを実証する生活の中で数少ない活動なのです。ダーウィンの進化論を考えてみてください。ばらばらのアイデアがより多く生み出されれば生み出されるほど、そのうちのいくつかが生き延びるように適応するチャンスは大きくなるのです。エネルギーをためておいて、大量の馬鹿げたアイデアに遭遇するようにする必要があるのです。全く役に立たないと思われるような気違いじみた考えが、新しい偉大なソリューションへと適応していく他のアイデアへの飛び込み台となることはしばしばあるのです。ですから、気違いじみたアイデアが出続けるようにしなければなりません。1人の王子を見つけるためにはたくさんのカエルにキスしなければならないのです。

6.終結と実行がない

大量のアイデアと追求すべき漠然とした展望を生み出しただけで会議を終了してはいけません。現実の結果が見えなければ、人というのは欲求不満を感じ、確信を失います。会議の場で素早くアイデアを分析すべきです。最良の方法一つとして挙げられるのは、提案されたものを、見込みあり、面白い、拒否の3つのカテゴリーに分類することです。すぐに実行されるべきであると思われる考える必要のないくらい見込みのあるアイデアがあるならば、ただちに誰かにそれを実行する権限を与えるべきです。

アイデアをカテゴリ分けして蓄積すべきです。見込みあり、面白い、と分類された全てのアイデアのうちマーケティングに関するものを、分かれているフリップチャートの一方に書き記し、セールスに関するものを、フリップチャートのもう一方に書き記すといったことを行います。アイデアを再構成するこの処理によって、新しい組み合わせと可能性が見えてきます。このステージにおいて、簡単にアイデアを移動できるように付せん(ポストイット)を使う人もいます。

もし時間がないのであれば、参加者全員に5ポイントずつ与えるという、最良のアイデアを集めるための別の方法があります。参加者は好きなようにポイントを自分が気に入ったアイデアに振り分けます。5つの別々のアイデアにそれぞれ1ポイントずつ振り分けてもいいし、5ポイント全てを1つのアイデアに当ててもいいのです。あとはポイントを集計して実行すべき最良のアイデアを集めることができるのです。

意見を出してくれたことに対して参加者全員に感謝をして会議を終わります。最良のアイデアのうちの2つについてそれぞれもう一度、言及します。仮にそれが小さなことであっても、どちらのアイデアが条件を満たしているかを見ます。
人は行動へと導いてくれる短時間のエネルギーに満ちたブレインストーミングを楽しむものです。これらの会議は人のモチベーションを上げ、効果的に改善が行われ、革新を促します。

以上は、
原文:「Six Great Ways to Ruin a Brainstorm」Paul Sloane
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月27日(木)個別ページ
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勤務先の忙しさを言い訳にしない約束

最近、勤務先の仕事が忙しすぎて自分のことに使う時間がかなり減っています。そこで出てくるのが、勤務先が忙しいから、ブログ更新や自己実現(コンテンツ制作など)ができないのは当たり前という言い訳です。結論を先に言えば「自己実現=仕事」にしてしまえば問題が解決するので、最終的にはそれを目指しているわけなのですが、修行中の身であるため、勤務先での仕事をなくすわけにはいきません。僕の場合、勤務先での仕事も自己実現に役に立ってはいます。しかし、大半は自己実現に直接関係のない業務です。そこで、勤務先での忙しさを言い訳にしないための約束を3つしたいと思います。

1.忙しくても最低限の休みは確保する

これは自分だけで解決する問題ではありませんが、勤務先と相談して最低限の休日は確保すべきです。また、退社時間をエンドレスに伸ばさずに、最高で何時までというのを決めておくべきです。寝ないでやれば何でもやれるというのも一理あるのですが、体力的に僕は無理です。それは勤務先での勤務にも影響を与えるし、健康にもよくありません。

2.休みの日も普通に起きる

これは僕にとって非常に難しい約束です。週休2日なら、そのうちの1日は昼過ぎまでだらだら寝る時間が欲しいというのが僕の本音です。しかし、それを言うと、自己実現から遠ざかってしまいます。惰性に流されず自由に使える時間を確保することが重要です。

3.自分がやると決めたことを確実に実行する

一日(特に休日)が始まるときに今日やる最低限のことを決め、それを確実に実行します。ほかのことをやってもかまわないけれど、決めたことは確実に実行する。逆に言えばできないことは決めないということです。あることをやっていてほかのことが気になって、本来やるべきことができなくなるという事態は避けねばなりません。

僕は一度、悩みだすとそれがいつまでも続いて、場合によっては一日中寝て、悩みをごまかそうとすることがあります。しかし、それは結局何にもならないのです。特に人間関係で悩んだりするのですが、実際に問題の当人に聞いてみると、全然そういうことはなかったなんていうことが多々あって、悩むなら直接ぶつかった方が早いということも経験上わかってきました。やりたいことがいっぱいあるのと、実際にやれることは必ずしもイコールではないけれど、両者の差を縮めるのに、この3つの約束が役立ってほしいと思っています。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月26日(水)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

プロとアマ

Lifehacking.jp


宴の支度 (3) 小さな変化からすべては始まる。「プロ」と「アマ」の13の違い


プロ1.人間的成長を求め続ける
アマ1.現状に甘える
プロ2.自信と誇り
アマ2.ぐちっぽい
プロ3.常に明確な目標を指向
アマ3.目標が漠然としている
プロ4.他人の幸せに役立つ喜び
アマ4.自分が傷つく事は回避する
プロ5.可能性に挑戦し続ける
アマ5.経験に生きる
プロ6.思い信じ込むことができる
アマ6.不信が先にある
プロ7.自己訓練を習慣化
アマ7.気まぐれ
プロ8.時間を有効に習慣化
アマ8.時間の観念がない
プロ9.成功し続ける
アマ9.失敗を恐れる
プロ10.自己投資を続ける
アマ10.享楽的資金優先
プロ11.使命を持つ
アマ11.途中で投げ出す
プロ12.出来る方法を考える
アマ12.できない言い訳が口に出る
プロ13.自分のシナリオを書く
アマ13.他人のシナリオが気になる

煩悩是道場


プロとアマの本当の違い


アマ1.人間的成長を求め続けていることを言い訳に仕事をしない
プロ1.現状がどのようなものであるかを認識・把握し、その中で仕事を行う
アマ2.根拠のない自信と誇りに満ちあふれている
プロ2.ぐちっぽいが仕事はこなす
アマ3.常に明確な目標を指向することが目的化している
プロ3.目標が漠然としているように見えるが、目の前の仕事はきっちりこなす
アマ4.他人の幸せに役立っていると信じてしまう
プロ4.自分が傷つく事は回避する。結果としてそれが仕事をする上で最善ならば。
アマ5.闇雲に可能性に挑戦し続ける。
プロ5.経験を生かし、次のステップを見極める。
アマ6.根拠が無くても思い信じ込むことができる
プロ6.根拠が無いものは信じないことからスタートする
アマ7.自己訓練を習慣化し目的化する
プロ7.気まぐれであっても納期に結果を出す
アマ8.時間を有効に習慣化することが目的化される
プロ8.時間の観念がなくても結果を出す
アマ9.成功し続けていると思いこむ
プロ9.失敗を恐れるが結果は出す
アマ10.自己投資を続けるが結果に結びつかない
プロ10.享楽的資金につぎ込んでいるように見えるが、結果的に回収される
アマ11.使命を持っている気がする
プロ11.途中で投げ出すこともあるが、納期までには終わっている
アマ12.出来る方法を考えるが実行しない
プロ12.できない言い訳が口に出るが結果は出す
アマ13.自分のシナリオを書くことに没頭する
プロ13.他人のシナリオを気にして、参考になることがあるか考える
アマ14.成果で金が稼げない
プロ14.成果で金が稼げる

2つのサイトで正反対の定義をしていました。
  • 1:夢を追うほうですか、2:安定を求めるほうですか
  • 1:自己実現タイプですか、2:滅私奉公タイプですか
  • 1:仕事と趣味が一致していますか、2:仕事と趣味を分けていますか
  • 1:経営者タイプですか、2:従業員タイプですか
  • 1:経済的に恵まれていますか、2:恵まれていませんか
  • 1:仕事は楽しむものですか、2:耐えるものですか
  • 1:理想主義者ですか、2:現実主義者ですか

これは僕の作ったチェックリストです。1が多い人は「Lifehacking.jp」の定義が、2が多い人は「煩悩是道場」の定義が心地よいと感じるはず。どうでしょうか?僕はというと、「Lifehacking.jp」派です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月26日(水)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

集中力のない人のGTD

GTDの記事を読んでいて、Doingリストなるものがあることを知りました。くわしく理解していないので、誤解しているかもしれませんが、印象に残ったのは、「Doingリストに書かれていないことは一切しない」というものがありました。DoingリストについてはLifehacking.jp:「ゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト」を参照してください。簡単に言えば、次にやる作業をあらかじめリストアップしていて、それ以外は一切しないというものです。さて、僕にとって問題なのは、「Doingリストに書かれていないことは一切しない」ということが僕には不可能だということです。

問題:ついつい本筋とは違う作業をしてしまう。

僕はある作業をして行き詰ってしまうと、ついつい別のことをしてしまいます。たとえば、katabami.orgのブログシステムのプログラミングをしていたら、どうしても上手く動かない。そうすると、インターネットでエロサイトを見てしまい、そっちに熱中して、1、2時間すごした挙句、疲れてベッドで寝てしまう。はい。確かに問題ですね。これはGTD以前の問題かもしれません。しかし、これは極端な例だとしても、たとえば、何か会社で仕事をしていて、行き詰ったり単調な感じに耐えられなくなったら、別のサイトのページを見てしまう、なんてことが多々あります。しかし、これをすべて切り捨てることが僕にとって可能なことなのか有益なことなのか、ということを考えると、そうではないように思います。この本筋とは違うことをするということも僕が生きていくうえでは必要なことだと思うのです。もしこれをなくせばストレスがたまって結果的には破綻する可能性があります。すべての作業を計画通りにすすめようとしようとすると圧迫感が生じてしまいます。

集中力がないという点で、僕はライフハッカーとしては失格なのかもしれません。しかし、集中力のある人だけが生産性を向上させることができる、というのは不公平なように思います。集中力がない人もそれなりに生産性を向上させるライフハックがあるはずです。

解決:本筋とは違う作業もToDoリストに加えておく。

これは実際に僕が試してみたことではありません。しかし、実行するつもりです。自分がやらなければならないToDoリストの中に、ついついやってしまう自分の行動を入れてしまうということです。たとえば、「katabami.orgにカテゴリの概念を追加する」「katabami.orgに関連する記事を出す(タグで判別)機能追加」というのが本筋の作業だとすると、「フィードリーダーで新着記事をチェックする」「本を50ページ読む」「20分寝る」といったことも入れておくのです。

気づいたら恥ずかしいことも書いてしまいました。集中力のない僕が生産性を向上させるにはどうすればいいかということは僕の人生の中でかなり重要なことです。特に会社を出て、自分だけで仕事をするようになった場合、誘惑物の多い自宅で作業をすると生産性が著しく低下する可能性があるからです。上記の方法でいくらかでも生産性の低下を食い止めることができればと思っています。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月25日(火)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

高度な創造的作業を高速化する方法

小論を書く、インターフェースのデザインをする、ソフトウェアの問題の洗練された解決法を思いつく、といったことは簡単なことではありません。高度な創造的(クリエイティブな)作業は、ひらめきの電灯がピカッと光るまでに、時には何日も考え込まなければならないことがあります。しかし、そのひらめきに至るまでに、ぐずぐずしたり、他のことに気をとられたり、コンピュータの画面を何時間も眺め続けるといったことになりがちです。

最近になってわたし自身も、高度な創造的作業をどのように扱ったらいいのかという問題を解決しなければなりませんでした。わたしはこのブログの記事を書くのが大好きではありますが、すでに600ほど記事を書いている以上、オリジナルでなおかつ面白いというアイデアを思いつくのは困難なのです。

記事を書くのは簡単なパートです。しかしアイデアを思いつくのは全く行きあたりばったりです。アイデアにすぐに思い当たったりすることもあれば、何を書くのか決めるまでに20分は考え込まなければならないこともあります。やたらと効率が悪いことがわかったので、わたしはこの創造的活動における障害物を回避すべく、ものを書くやりかたを変えることに努力を注いでみました。

創造と破壊の衝突

創造性における2フロー理論においては、すべての創造的な行為は2つの方向性の努力が必要とされます。アイデアの創造や生成には、アイデアの破棄や仕上げとは全く異なった精神的状況が必要です。結果的に見て、大半の創造的行為における障害物は、この2つの両方をいっぺんにやろうとして、2つのフローが相殺してしまった結果として生じるのです。

小論を書く必要があるとしたら、いい主題を思いつこうとして、何時間もスクリーンを眺めっぱなしになってしまうということになりがちです。この精神的な障害物によって、時間の無駄遣いだけでなく、苦しみ悩まなければならないことになってしまいます。アイデアを引っ張り出すのは、まるでストローでコンクリートを吸いだそうとすることのようです。

解決法は、創造的な行為に含まれる2つのフローを分離し、それぞれに分けて焦点を合わせることです。フローを分離することで、時間の節約ができます。さらに重要なのは、全く何も出てこないという欲求不満を起こさずにすむということです。

2つのフローを特定する

創造的活動における障害が発生した場合、2つの活動を分離しようとしてみてください。わたし自身のものを書く作業に関していえば、記事の見出しを考え出すのは創造的な活動です。アイデアの仕上げをしたり、細かい部分を解決したり、形式を整えたり、焦点を合わせたりすることは、破壊的な活動です。これら2つをいっぺんにやろうとすることが創造的活動における障害物なのです。

デザインを思いつかなければならないとしたら、創造的な活動に当たるのは、形や型をスケッチすることです。破壊的な作業に当たるのは、これらの形を洗練された効果的な意味で組織立てることです。プログラミングにおける問題を解決することにおいては、無数の不完全で非効率的な解決方法を思いつくことと(創造的)、それらのアイデアの断片を全体として統合するように組織立てること(破壊的)が必要とされます。

障害物を克服する最初のステップは、自分の行っている活動のどの部分が互いに打ち消しあっているのかを正確に認識することです。

2つのフローに分離する

次のステップは、その2つの活動のうちの1つを停止させることです。通常、創造的な活動における障害物は、十分な選択対象となりうるアイデアを生み出す前に、アイデアの仕上げすることに焦点を合わせることによって生じます。しかし、たくさんのアイデアを持っていて、それらを実行可能なものに組織立てることができないのであれば、破壊的な方向に切り替えるべきです。

わたしの場合、記事を書くことの分割は、アイデアの生成と、アイデアの洗練化のフェーズに分けることでした。毎週、わたしは1時間から2時間、潜在的なアイデアの長いリストを作りました。これらのアイデアのいずれに対しても何らかの行動をするというプレッシャーがなかったので、わたしは比較的早くリストを作り上げることができました。

その後、わたしはその週の記事を実際に書く必要があり、さきほどのリストにだけ基づいて記事を書くことを自らに課しました。このように課すことで、わたしはアイデアを生成する段階を続けるのではなく自分自身の考えを組織立てることに力を入れることができました。

わたしは定期的に記事を書くので、週のまったく違う日に分けて2つの活動を行うことで恩恵を受けています。あなたの創造的な作業の場合にはこれほどの柔軟性は持たせることができないかもしれません。この2つの段階に時間差を設けることができないにしても、なおあなたは2つの段階に分離することはできるのです。次にその方法を挙げます。

  1. サイズを固定したブレーンストーミングのリストを準備します。リストアップした基本となるアイデアに番号を当てます。ブレーンストーミングでわたしは通常10~30のアイデアをリストアップしますが、多くても100を超えないようにしましょう。このリストを仕上げるまでは、いかなるアイデアに対しても洗練化もしくは何らかの行為をしないようにします。これを行うことによってアイデアの仕上げをすることなくアイデアを生成することに集中するように仕向けることができるのです。
  2. 少なくとも1つのアイデアを追求するようにします。多すぎるほどのリストを生み出したら、今度はこれらのアイデアのうちの少なくとも1つに取り掛かりましょう。そのアイデアが適切なものでなかったとしても、このステップのおかげで、現在あるアイデアを組織立てるように仕向けることができます。ひとつのアイデアを追求するのに最小限の時間しかかけないようにしましょう。
  3. アイデアがうまくいかない場合はそのアイデアをバックアップしてリスタート(一連の過程を最初から始める)します。しかしこういうことは比較的まれだということがわたしにはわかりました。多くの選択対象となりうるアイデアを含むリストを生成し、1つのアイデアを十分な時間を掛けて追求していれば、一連の過程をリスタートするのは通常、不必要なことです。しかし、どうしてもリスタートする必要があったとしても、創造的な活動を分割しておくほうが、同時にその作業を行うよりもずっと早く結果を出すことができるのです。

あなたが定期的にやらなければならない創造的な作業は何でしょう?時間を節約するために作業のフローを分割する方法が何かありますか?

以上は、
原文:「How to Speed Up Highly Creative Tasks」Scott Young
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月24日(月)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

炎上せずに議論に勝つ方法

二人の人が大声を上げてののしりあわずに理屈の通った議論ができるでしょうか?わたしは頑固者なので、感情的になって議論がヒートアップしないないようにするのにとても苦労します。しかし、わたしはやり方を変えることで議論を思い通りに運ぶことができるようになりました。今ではわたしは普通に議論を友好的な雰囲気で続けることができるのです。

友好的な議論は普通なのでしょうか?いいえ、絶対にそんなことはありません。この投稿で行われた無神論と有神論の議論があまりにも友好的に行われたことに驚いてたくさんのコメントを読者の方からいただきました。一方、わたしが聞いたところの大半のオンラインでの議論は(そして多くのオフラインでの議論も)次のように進んでしまうものなのです。

  1. 一人の人が何か反論を招きそうな論点を持ってきます。「犬は猫よりもいいよ」
  2. もう一人の人がそれに反対しようと決めます。「とんでもない。猫のほうが犬よりもいいに決まってる」
  3. 最初の人が自分たちの議論をサポートしてくれる事実をリストアップします。「犬は吠えることができる。だから、犬は猫よりもいいんだ」
  4. 次の人がそれに反対して個人攻撃を始めます。「なんで吠えるのがいいんだ。明らかにあなたは馬鹿だ。あなたのお母さんの貞操観念も疑わしい」
  5. そして地獄の幕開きです。

始めた議論すべてに勝つ方法

スタートレックのエピソードをご紹介しましょう。データ(アンドロイド)が、宇宙人と戦略ゲームをします。(スタートレックファンでないあなたもしばらくわたしの比ゆ的な脱線にお付き合いください)データは最初のゲームで宇宙人に敗れます。ゲームの論理構造に関しては優れているはずのコンピュータの頭脳を持っているのにもかかわらず彼は負けたのです。

その後、データは相手に対戦を申し込み、なんとか彼を打ち負かすことに成功します。データが説明しているように、キーとなるのは彼がゲームをする前提条件を変えたということにあるのです。データは勝とうとする代わりに相手をステールメイト(身動きが取れず先に進めない状態)に誘うことを狙ったのです。この明らかな戦略の転換によって相手は困り果てついに負けを認めることになったのです。

教訓:勝てないのであれば、ゲームの前提を変えてしまおう。

議論が到達するはずのゴールを単に変えるだけで、あなたは全ての議論において勝つことができるのです。たいていの人たちは、議論を始めると、自分の言っていることが正しいと相手に思わせることを議論のゴールにしてしまいます。そういうひとたちは次のような戦略によって議論に勝利しようとします。

  1. 自分が正しいことを立証する圧倒的な事実と証拠を持ってくる。
  2. 相手が持ってくるすべての議論に対して反対の立場をとる。
  3. 相手は自分の非の打ち所のない議論に圧倒されて、自分に同意するだろうと考える。

この戦略の問題点は、ひとつ明らかな欠陥を含んでいるということにあります。いつでも相手が「No」と言えるということです。

あなたがもし全てが論理的にくみ上げられた完璧な議論を用意したとしても、それでもなお、反対を受けて議論が終わってしまうのです。同意するか反対するかは相手次第なのです。あなたは一論者として相手を説得させる力を何一つ持っていないのです。相手は単に「No」と言うだけでいいのですから。

実際に議論に勝つ方法

自分が正しいのだと相手を説得しようとする代わりに、ちがう前提を設けましょう。わたしは議論を始めるとき、有効な議論へと導いてくれるいくつかの前提条件に立つことにしています。

  1. 学ぶために議論をします。自分が正しいのだと相手に確信させるのではなく、自分自身の論理の欠点を明らかにするために議論を使います。
  2. 別の観点を理解するために議論をします。相手を説得させようとするのではなく、なぜその人が反対するのかを理解しようとします。人が理由なく強い信念を持つことはありません。相手が主張していることの理由を明らかにするために会話する時間を使いましょう
  3. 主張を伝えるために議論をします。人に自分が正しいことを納得させようとするためではなく、人に違う観点を見せるために議論を行います。他の人が意見を変えるかどうかに成功の基準を設けずに、その人になぜ自分がそう信じているのかを伝えるのです。

皮肉なことに、このような前提に立って議論をすると、相手を説得しやすくなるのです。データは勝とうとしないようにすることで勝ちをおさめました。相手が下心を持っていないと感じたとき、人はより効果的に説得されやすいものなのです。

熱を冷ます3つの方法

議論に対して「禅」の態度を取ったとしても、議論は熱してしまうものです。他の人が違った観点について述べただけで叫びだしてしまう人もいます。こういうことは特に政治、宗教、菜食主義、同性愛の権利、妊娠中絶といったホットな話題の場合に頻繁に起こります。こういう場合には他の人たちをクールダウンさせるための道具が必要です。

火災を鎮火させるわたしの秘密兵器をいくつかご紹介しましょう。

1)相手に同意する

相手に同意することを戦略的な方向性とすることからはじめましょう。議論において十分な同意を示すことができたなら、異なった意見を出すのが容易になります。相手が自分と同じ側に立っていると感じていたら、人は相手を攻撃しようとしません。

無神論について議論をする際、わたしなら、宗教や神に関して、現状、わたしが同意できる部分から話しを始めます。道徳の中核としての必要性や、哲学体系の質のための必要性や、科学の不足を補うための必要性といったことから話し始めていいわけです。これらの譲歩が弱さの兆候だと感じる人もいますが、実際には議論する際に大いに力になってくれます。

2)自分と反対の議論を助ける

あなたとは反対の立場に立って議論を行いましょう。資本主義が社会主義よりも政治哲学として優れているのだと信じている理由について議論しているなら、資本主義に対する簡単な反論をいくつか示すことから始めます。環境における問題点や、企業が強大になりすぎる危険性や、下院の悲劇といったものはみなスタートの話題として適切です。

反対意見を助けることで二つのことが生じます。

  • 相手が武装解除されます。相手があなたに使うであろう最高の武器をあなた自身が使うことで、ゲームのポイントを取り除くことになります。あなたが反対の考え方にも聞く耳を持っているということを表明することで、議論を建設的なものにすることができるのです。
  • あなたが独断的でないことを示されます。相手の反論を自分自身に使うことで、あなたが自分の考えていることを狂信的に信じ込んでいるのではないことが相手に伝わります。提出された証拠がもしも説得力あるものであれば、あなたが理性的な判断で自分の観点を調整するだけの用意があることが示されるのです。

自分自身の議論を弱めずに相手の側を助けるにはどうすればいいのでしょうか?わたしの答えはふたつの態度のうちのひとつを取ることです。第一の態度は、提起された反対意見がどのように克服されるのかを指し示すことです。環境に関する議論を和らげるひとつの方法として、市場原理にのっとった温室効果ガスの解決方法について話すといったことです。もうひとつの態度は、自分の立場が完全でないことを素直に受け入れ、反対する相手と、よりよい答えにたどり着けるように共同作業を行うというものです。

3)感情移入

自分が用意した事実や他の人に抱いている感情を大声でわめくのではなく、他の人たちがどのように感じているのかを感じるように努めましょう。仮にもし相手の立場が間違っていると信じていたとしても、その議論についての相手の情熱は間違ってはいないのです。相手の立場に同意できないとしても、相手の情熱を取り込んでみるようにしましょう。

政治や宗教に関する議論はわたしたちが思う以上に関係性における議論と関わっています。結局、議論は事実や論理によって勝ちが決まるのではなく、どう感じるのかで勝ちが決まるのです。感情移入することなしに論理だけで勝った場合は常に、勝利は中身のないものになってしまいます。最終的には誰かを納得させるのではなく自分自身を納得させることになるのです。

以上は、
原文:「How to Win a Debate Without Starting a Flame War」Scott Young
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月23日(日)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

娯楽をアップグレード

わたしは大変まじめに娯楽と向き合っています。再放送することのできない人生は短すぎます。娯楽の時間を最大限に生かすことは一見、誰にでもできそうなことです。楽しいことをやるのが大変だなんてことはありえませんよね?

不幸なことに、レジャーに使う時間は無駄に過ごしてしまうことが一般的だという事例があります。ミハイ・チクセントミハイ(心理学者)は、彼の著書、『フロー理論』の中で、被験者にその日の合間合間に感じた幸福感を記録してもらっています。驚くべきことに、彼らが最悪の時間だと感じていたのはオフの時間でした。人は思っているほど楽しんでいるようで楽しんでいないのです。

まじめに娯楽と向き合う

たいていの人は娯楽に対して無意識的な姿勢で向き合っています。娯楽は世の中で生じる問題や挑戦から離れた休憩だと思われています。娯楽についてもっと考えてみる必要はないでしょうか?

自由な時間を退屈な時間にしてしまっているのが実はこういった娯楽に対する態度によるものなのです。娯楽を最大限に生かすことに対してもっと意識的なアプローチを取ってはどうでしょうか。問題をもっと注意深く眺め、自分が自由時間をどのように過ごしているのかを分析することで、より少ない時間でもっと楽しいことができるはずです。

なぜ娯楽が必要なのでしょうか?

一年間、ありとあらゆる娯楽を断(た)ってみましょう。できると思いますか?おそらくできないでしょうね。娯楽やレジャーに使う時間は、単なる時間の浪費ではないのです。しかし、娯楽があなたの人生の中でどういう役割を果たしているのかを知らないでいる限り、おそらく娯楽は空しく退屈なものとなってしまうのです。

わたしが短時間のブレーンストーミングで得た楽しみの働きについていくつか挙げてみましょう。

  • エネルギーの回復:精神的肉体的な充電です。
  • 学習:ゲームや、物語や、その他の娯楽は、それらが学習として重要だった原始時代へと誘います。
  • 目新しさ:普段とは違った経験を感じたり想像したりします。
  • 社交:世捨て人にはなりたくないでしょう?
  • 逃避:うまくいかない現実からの精神的な息抜きをします。
  • 感情の起伏を楽しむ:優れた娯楽は泣かせたり、笑わせたり、叫ばしたりします。
  • スキルを身につける:多くの動物の子供は遊びをします。この遊びによって彼らは生き抜くためのスキルを安全な環境で勉強します。今日の娯楽も同様に自分を鍛えたいという欲求によって成り立っているのです。

あなたにとっての娯楽の必要性もおそらく以上にリストアップしたものの中に含まれているでしょう。娯楽を最大限に生かすためには、これらそれぞれの観点からオフの時間を見つめ直す必要があります。この見方に立って楽しみを眺めてみると、どんなタイプの遊びが一日に価値あるものにしたり、あるいは反対に単なる悪い習慣なのかを、簡単に理解することができます。

楽しみを分析する

「タイムログ」をつけましょう。タイムログとは簡単に言えば、あなたが始めそして終わったありとあらゆる活動の記録した詳細な日誌です。少なくとも一週間は、あなたが行った仕事、日常の決まりきったこと、遊びの大半をタイムログに取り込んでください。(タイムログについてもっと知りたい方はこちら(英語)をお読みください)

タイムログをつけ終わったら、レジャーに使った時間をカテゴリー分けしてください。こんなリストができるでしょう。

  • テレビ
  • 友人との交際
  • スポーツ
  • コンピュータ・テレビゲーム
  • ウェブサーフィン
  • 読書
  • クラブや組織的な活動

わたしはかつてこれと似たようなタイムログをいくつかつけたことがあり、結果はしばしば驚くべきものでした。通常、ひとつのことにどれだけの時間をかけたかということの頭の中の意識と、実際に費やした時間は、ぜんぜん違うのです。一生懸命に頑張ったと信じていても、タイムログは異なった事実を示してくれます。あなたはもっとも楽しいことを娯楽として行っていることを信じているにちがいありません。テレビ番組の再放送を見ていたことがリストの最上位に占めているのを自分の目で見るまでは…。

娯楽をランクづけする(なぜテレビはあなたにとって悪いものではないか)

娯楽に対してスノッブな態度を取るのはやめましょう。娯楽におけるスノビズム(俗物根性)によれば、「Simpsons」を見るような娯楽のあり方よりもオペラを見に行くような娯楽のあり方のほうが優れていると信じることになります。娯楽のスノビズムに頼っていては、自分の頭でどうやったら楽しい時間を過ごせるかということを考えなくなってしまいます。レジャーに使う時間をどうやったら一番良く使えるかを自分自身で考えましょう。

娯楽で何が重要なのかを判断する基準の上位3番目までピックアップしてみましょう。わたしのはこうです。学習(目新しいものに触れる)、社交、リラクゼーション。あなたのリストアップしたものはこれとは異なるでしょうが、とりあえずこれらのものがわたしが楽しいと感じる3つの主要な理由なのです。

3つの基準を確認したら、先ほどリストアップした娯楽のカテゴリーをあなたの主観的な判断でランキングしてみてください。テレビは学習や社交という意味ではあまり意味をなしてはいないでしょうが、テニスをするよりもずっとリラックスした時間を過ごすことができているのです。それぞれの娯楽をランキングすることで、自分が何を本当にもっとも楽しいと思っているのかを見つけ出すことができるのです。

遊びの習慣を組み立てなおす

これらのプロセスを踏んだら、どれだけの時間があなたにとって楽しくないと思っているもののために使われているのかということを知って驚くでしょう。次のステップでは、高品質な娯楽により多くの時間をかけ、退屈なもののためにはより少ない時間しかかけないように、習慣を変えましょう。

単純に娯楽を低品質なものから高品質なものに変換することは避けるように提案します。これは大変難しいのです。なぜならたいていの高品質な娯楽というのは時間を多く割けるようなものではないからです。1ヶ月に1回、映画を見に行くのはよいでしょうが、1日に3回も見に行けば興奮するようなことではなくなってしまいます。

わたしが娯楽を向上させるために行っている戦略は2つのパートに分かれています。

  • 無駄な娯楽の時間を削減する:30日間試してみてください。そして退屈なことを一掃しましょう。
  • 新しい形の娯楽を探す:新しい趣味を持ったり、新しいクラブに入ったり、会ったことのない人と会いましょう。昔やっていたことの代わりに新しいことで空いた時間を埋めましょう。

自分自身にあった楽しみを作り出し、人生の時間を盗んでいくくだらないものを一掃しましょう。

以上は、
原文:「Upgrade Your Entertainment」Scott Young
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月22日(土)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

頭が良い人だと思われる6つの方法

人生では、他人があなたのことをどう思っているかということが、チャンスに結びついていることがよくあります。もしもあなたが周囲の人たちから頭が良い人だと思われていたら、いろいろなプロジェクトに参加してくれるよう頼まれやすくなるでしょうし、もしもにぶい人だと思われていたら、あなたは話題にもされないでしょう。

実際に頭の良い人であれば、なにも取り繕ったりする必要はありません。ゴールはあなたが頭の良い人だと思われることです。人間というのは自分以外の人間を知性的な人かどうか判断するのがあまり得意ではありません。あなたが人に知性的だと思われやすくするための方法を6つ挙げましょう。

1.もっと質問する

大半の人は自分の知っていることを話すことで頭を良く見せようとします。しかし、これは裏目に出ます。威張りくさった人だと思われやすくなるのです。それに加えて、どんな分野でもいつも専門家のように話をする人は、疑いの目で見られやすいものです。

自分がどれだけのことを知っているのかを見せようとするよりも、質問をすることのほうがずっと効果的にあなたの知性を引き立てます。これにはいくつか理由があります。第一の理由は、本当に知性的な人はとても勉強家だということです。彼らが知性的になったのはそこに理由があるのです。学ぼうとする姿勢のないまま、頭の良い人のように振舞おうとしても、うそが見抜かれるだけです。

質問をすることが効果的な第二の理由は、たいていの人は自分のことを頭がいい人間だと思っているからです。質問をすることで、相手に知識を披露させる機会(これはみんなが大好きなことです)を設けてやることができるのです。自分の専門分野だと思っていることについて質問されると、相手は自分のことを知性的だと思っているから、自分が重要だと思っていることに興味を持ってもらえたということで、あなたまでも知性的な人に違いないと考えてしまうものなのです。

もちろん、どうしようもなく馬鹿な質問をして論争になるようなことはあってはなりません。相手に話す余地を残しながらあなたが知っていることを示せばいいのです。たとえば暖房や空調に関する仕事をしている人に話しかけている次の質問について考えてみてください。

「地熱ポンプについて読んでみたんですが、どう思います?ほんとうに役に立つものなんでしょうかね?」

自分の知識を示せています。しかし、相手に専門家としての余地を残していますね。自分がどれだけのことを知っているかということを示そうとして単純にべらべら話すよりもこのほうがずっと頭が良く見えることがわかっていただけると思います。

2.最後に話す

あせって話そうとしてはいけません。議論が行われていたらまずは他の人にしゃべらせておきましょう。考えをより洗練されたものにするために余計に時間を取ることであなたに対する見方は大きく変わります。あなたが最後に言葉を発して、他の人たちが示した有効なポイントの数々を単純に要約してみせれば、あなたの発言は実際にそのアイデアを出した人以上に記憶されることでしょう。わたしは他の人のアイデアを横取りしなさいと言っているのではありません。非常にいいアイデア(他の人の賞賛を得るようアイデアであっても)をあなたが別の言葉で言い直すことであなたがより頭の良い人間に見えるということを言っているのです。

3.情報の出どころを明確にする

ばらばらな情報は怪しげに見えます。あなたが話す情報の出どころについて言及しておくことはあなたがどう受け取られるかということにおいて非常に価値のあることです。私の周囲に全てについて専門家のように話す人がいました。彼らはしばらくは何でも知っている人と思われていましたが、だんだん、そう見せかけているだけではないかと疑われるようになりました。

情報の出どころを明確にするというのは「…と書いてある新聞記事を読みました」や「新聞に書いてあることを正確に思い出して言うと、ある科学者がこんなことを書いていたんです」といった簡単なことでいいのです。情報の出どころを明確にすると、より信頼の置ける謙虚な人だと思われますし、もし間違っていた場合でも逃げ道を確保できます。

4.アートに親しむ

娯楽がもっぱら映画やテレビという文化環境にいたとしたら、バレエやオペラや博物館に足を運ぶことで、あなたは他の人から一歩距離を置くことができます。例えば、似たような評価の二人の同僚と話をしているとします。そのうちの一人に週末に何をやったか尋ねると「Simpsonの再放送を見たよ」と答え、もう一人に尋ねると「オペラを見に行ったよ」と答えたとします。どちらのほうを知性的だと思いますか?

もちろんオペラに行ったことを得意に話し続ける人はじきに鼻持ちならない人だと思われるようになります。しかし、文化的な体験の違いが知性と勘違いされることはよくあるのです。あなたが体験したことをひけらかさない限り、頭の良い人間だと思われやすくなります。

5.反対の観点に立つ

これは慎重に行わなければなりません。単純に周囲の全ての人と反対の意見を持っても意味がありません。しかし、他の人と異なっていてもよく理屈の通った立場であれば、独立した考えを持つ有能な人間だと思われることになります。ただし人を侮辱しないように気をつけなければなりません。存在する全ての関係に注意が行き届いているようなことはないということを頭においておかねばなりません。自分の会社の社長の娘に、社長が無能だという立場に立って話しかけても、あなたは知性のある人だとは思われないのです。

例を挙げましょう。

「わたしが個人的に感じていることなのですが、『クルミ割り人形』ほどこの国でバレエに害を及ぼしているものはないと思うんです。たいていの人のバレエとの接し方は、『クルミ割り人形』をクリスマスに見るということだと思っているでしょうが、『クルミ割り人形』の話の筋が信じられないほど退屈なので、アメリカ人全体がクラシックダンスというもののストーリーに不必要に低い評価を下すことになっていないでしょうか」

この意見はおそらく大半の人とは反対の観点だと思いますが、優れた会話のスタート地点を提供してくれています。(少なくともある程度はバレエについて知っている人に話しかけているという前提においてですが。)もしあなたがこの意見に賛同しないにしても、自分の考えを偉そうに誇示しない限り、わたしは平均的な人とは違った考えをしようとする人だと思われるに十分なチャンスを得ることができるのです。

6.「頭の良い」読み物を持ち歩く

実際にあなたが何かを読んでいることにこしたことないのですが、しかし、あなたが頭の良い人だという仮定に立って話を進めているわけですから、当然、あなたは「頭の良い」読み物を読んでいるに違いないと仮定していいわけです。あなたは「ハーバードビジネスレビュー」や「ウォールストリートジャーナル」のコピーを持ち歩いていていいはずです。情報の出どころを実際に持ち歩くことで、あなたと交際する人はあなたのことを確かに知性的な人だと考えることになるのです。

もうおわかりになりましたね。6つのことであなたは頭の良い人だと思われるようになるのです。あなたがもしどうしようもなく頭が悪いとすれば、これらの方法論は何の役にも立たないでしょう。もしあなたがある程度、頭が良い人であれば、知性がある人だと人から思われるのにこれらのことが役に立ってくれるでしょう。あなたが行動と会話でいかに人々に鋭い印象をもたらすことができたかということに気づくことできれば、これまでリストアップしてきたことが本当に意味をなしたと言えるわけです。

要約

  • 人は自分のことを頭が良いのだと思っているものなので、相手の専門分野について質問をすることで、あなたも同じように頭の良い人間だと思われることになる。
  • 情報の出どころを明確にすることで、信頼感が増し、逃げ道を確保することもできる。
  • 文化的体験の違いは知性と勘違いされやすい。
  • よく理屈の通った反対の立場に立つことで、独立した考えを持った有能な人物だと思われることになる。
  • 情報の出どころを実際に持ち歩くことで、あなたと交際する人はあなたが確かに知性的だと考えることになる。

以上は、
原文:「6 Ways to Appear Smarter」Mark Shead
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月21日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

レジストリとは?

レジストリ (Registry) は、Microsoft社製のオペレーティングシステム(OS)で用いられている設定情報のデータベースである。OSに関する基本情報やアプリケーションの設定、拡張情報などのほか、拡張子の関連付け、ユーザパスワードなども保存されている。Windows 95およびWindows NT以降で主流となった。これらのデータはハードディスク内に分散させたファイルとして記録されている。

以上はWikipediaからです。レジストリはレジストリエディタで編集できます。編集後は、マシンの再起動が必要なこともあります。

Boot CampでWindows7を使っているのですが、コマンドキーとコントロールキーを入れ替える処理をするのに、下記のサイトを見ました。

http://pilier.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

メモ帳などで

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,04,00,00,00,5b,e0,1d,00,1d,00,5b,e0,1d,e0,5c,e0,00,00,00,00

と打って保存。

拡張子を

.reg

に変更して、ダブルクリック。

もとに戻すには、ファイル名を指定して実行で、regeditを実行し、

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]にあるScancode Mapを削除。

マシンの再起動をせずに、試して、できないと嘆いていました。注意してください。というか専門家には当たり前のことですね。

こちらもどうぞ。

英数 ひらがな
http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/windows-hints/how-to-turn-on-ms-ime-in-macos-boot-camp.html

ファンクションキー
http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/windows-hints/how-to-use-windows-short-cuts-with-mac-keyboard.html

以上の記述はWindows10でも動作確認済みです。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月21日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

初期の負担を大きくしよう

GTD(Getting Things Done:物事を効率的に片付ける)のすべてのは方法論は次の3単語にに要約できます。「Do it Now(いまやりなさい)」です。物事を始めるのは明日ではなく今日のほうがいいし、計画をその日の後半に先延ばしするよりも今から一時間のうちに実行するほうがいいし、習慣を変えるのは来年の1月からよりも今月からのほうがよいのです。

これをもうひとつ別の言葉で要約すると、「初期の負担を大きくしよう(make your time top-heavy)」ということになります。物事を片付けるのがうまい人は初期の負担の多いスケジュールを立てます。慢性的な遅れの原因は後期の負担が大きいスケジュールにあるのです。

初期の負担の大きいスケジュールとはどんなものでしょうか?

初期の負担を大きくするとは、仕事の大半をスタート時点に行うということです。初期の負担の大きいスケジュールではスタートが重要であり、最後のほうに余裕を残すようにします。生産性向上のためにより初期の負担の大きくするためのポイントはわずかです。

  1. 仕事の量:スケジュールの初期に仕事の大半を持ってきましょう。つまり、仕事を朝にたくさんやって晩にはほとんどやらないというようなことです。
  2. 仕事の重要性:重要な作業を体力が多く残っている最初のほうにしましょう。小さな問題を終わらせる前に、長い期間影響力を及ぼすような仕事から始めましょう。
  3. 仕事の困難さ:一番大変な仕事を体力が多く残っている最初のほうにしましょう。わたしは書くことが好きですが、毎回の投稿のためにたくさんのエネルギーを使います。わたしが書いていられるのは体力が多く残っている一日の早い時間に文章を書く作業を行っているからなのです。

後期の負担の大きいスケジュールはちょうど逆です。もっとも重要な仕事やもっとも困難な仕事を後回しにするということです。たいしたことのない事柄に手をとられているうちにどうしようもなくなってしまうような仕事の先延ばしの原因です。

どうやったら初期の負担を大きくすることができるでしょうか?

初期の負担の大きなスケジュールをどうすれば実行できるのか知りたい場合に、頭に置いておかないといけない指標が3つあります。

  1. 日単位:あなたの仕事は朝に集中していますか?夜に集中していますか?
  2. 週単位:月曜日や火曜日が忙しいですか?それとも日曜日の夜にすべて終わらせようとしますか?
  3. 長期の単位:ゴールにいたるまでの仕事の大半を今やっていますか?それとも、大変な仕事は将来やることにしていますか?たとえば、わたしなら4ヶ月かかるプロジェクトにかかわっているとしたら、最初の2ヶ月に仕事の大半を終わらせるようにします。

初期の負担を大きくすると生み出されることが2つあります。第一に、仕事が実際に成就することを保障してくれます。後期の負担の大きなスケジュールは時間の無駄遣いや期限に間に合わないといった事態を招きます。第二に、初期の負担の多い生活によって生活にゆとりが生まれます。仕事を早く終わらせることによって、スケジュールの後期には後ろめたい意識から解放され安らぎが得られます。だらだら始めて夜中にあわてて仕事をするよりも、早起きして仕事を2、3時間で終わらせてリラックスする時間を残すほうがよいのです。

スケジュールをバランスの取れたものにするための方法をいくつか挙げておきます。

  1. 朝の儀式:もっと早く起きて最初の1時間で1日の予定を立てましょう。こうすることで1日の仕事の最初の数時間を睡魔と闘わずに、仕事をすぐに始められるようになります。
  2. 日ごと週ごとのゴールを設定する:わたしは週単位・日単位のTo Do List(やることリスト)をつけています。このリストのおかげで、わたしは数え切れないほどの仕事を処理可能なものにすることができています。
  3. 休憩時間を確保する:わたしは1週間のうち1日は完全に休むことにしています。休憩の日を確保することで、今たくさん働くことができるようになります。
  4. ぐずぐずと先延ばしにしてしまっていることを見つける:ぐずぐずと先延ばしにしてしまいがちなことをTo Do Listからピックアップしましょう。そして、それらを一番最初に片付けましょう。困難な仕事を終わらせることで生活がストレスから解放されます。
  5. 邪魔が入ることを考慮に入れておく:予期しない仕事が入ってくることを想定して週のスケジュールを立てましょう。もし別の仕事が入ってこなければ、週の最後をリラックスして過ごすことができるし、もし新しい仕事が入ってきても、すでに準備はできているのです。
  6. 自分の時間を確保しておく:働く時間を決めておくことでより生産性豊かな日々を送れるようなります。仕事が個人的な時間にまで入ってこないようにすれば、初期の負担の大きな日々を送りやすくなります。
  7. 現実的なTo Do Listを作る:日単位あるいは週単位のゴールを設定する際に、わたしは自分が処理できると思うだけのものだけを注意深く追加するようにしています。今日全部終わらないと思ったら、一生懸命働かないものです。リストに追加する項目はちょっと少なめにして、早めに片付けるのがベストです。

以上は、
原文:「Make Your Time Top-Heavy」Scott H Young
からの翻訳です。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月21日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

有効な会議をするために

あなたは会議が好きですか?

会議の途中で居眠りをしたり、最後まで黙り込んだりしていませんか?このエントリーは役に立つ会議というものをテーマにしています。

僕が考える役に立つ会議は次の3つのポイントを満たしています。

  • 普段あまり意見を言わない人まで意見を出したくなる
  • 場や地位にそぐわないような意見でも尊重される
  • たくさんの意見を上手に整理する司会者がいる

僕がこれまで参加したことのある会議では、この3つのポイントが全くもしくはほとんど抜け落ちていました。それが理由でこのエントリーを書いているわけですが。

僕が思うのは多くの人が「話し合い」と「会議」を混同してしまっているのではないかということです。僕は両者を次のように区別していす。

話し合いの目的:話し合いに参加する人たちが最終的に意見や気持ちを一つにまとめること。
会議の目的:会議に参加する人たちが抱えている問題点をできるだけたくさん発見し、可能なら解決策まで見つけること。

「話し合い」と「会議」の決定的な違いは、人間の「感情」に対する考え方です。

「話し合い」では参加者の「感情」は最も重要な要素です。最終的に意見や気持ちをひとつにまとめることが話し合いの目的だからです。一方、会議では「感情」はひとまず脇に置いておくべき要素です。よく会議で自分の意見を否定されて怒り出す人がいますが、そのような状況は望ましくありません。参加者が感情的になることで、会議に提出される意見や問題点が見えにくくなり、参加者に対する好き嫌いで意見が判断されてしまいがちになるからです。

悪い会議の例として、第二次大戦の戦艦大和の海上特攻作戦を決定した会議が挙げられると思います。参加者の誰もが十分な航空機による援護のないこの作戦の無効性・不可能性に気づいていました。それにもかかわらず特攻作戦は決定されました。なぜなのでしょうか?その最も大きな理由は「会議の空気」でした。実はこの場合、会議が始まる前から、大和特攻は「当然のこと」として参加者の中で暗黙のうちの了解があったようです。そのようなななかで「その作戦は無意味だ」と主張することは、場違いなこととして慎まなければならなかったのです。つまり、この会議の目的は、大和特攻の可否を決めるための会議ではなく、作戦を断行するために参加者の「気持ちをひとつにする」という意味合いにおいて行われたのではないでしょうか。つまり「会議」ではなく「話し合い」だったのです。

現状の日本の学校や会社においても、この大和の特攻作戦の会議と同様に、「会議」の名前をした「話し合い」が往々にして行われています。実はこれは日本人の国民性と切り離しては考えることのできない問題なのです。日本人は理性と感情を区別して扱うことが苦手な国民です。もちろん僕も含めてですが。だからこそ、重大な問題を扱う「会議」を「話し合い」にしないために、意識的に「会議」がより「会議」らしくなるための自覚が必要だと思います。

僕は「話し合い」が役に立たないということを言っているのではありません。最近、仲が悪くなっている夫婦がふたたび仲良くなるために二人で「会議」をするのは間違いです。この場合は当然「話し合い」をしなければなりません。しかし逆に今後の会社の方針を決めるのに「話し合い」をするのは危険すぎます。

日本人の社会では大人は「空気を読むこと」を求められます。日本人は「空気を読むこと」によって人間関係をスムーズにし、不必要なエネルギーを使わなくてすんでいます。自分よりも他人に合わせる。他人が謝る前に自分が謝る。といったことは日本人の美徳でもあります。「話し合い」では「空気を読むこと」は重要です。しかし、これが「会議」の場においてはマイナスに働いてしまっています。「会議」において「空気を読む」と、みなが同じような意見を出すか、それ以外の意見の人は黙り込んでしまっていることになりかねません。これでは問題発見・問題解決ということがほとんど行われなくなってしまいます。

現実問題として、「会議」を「会議」らしくする、つまり、会議を有効なものにするためには会議の司会者の技量が非常に重要です。司会者という言葉が不適切なら議長でもいいのですが。最後に僕の考える良い司会者の特徴を記述しておきます。

  • 参加者の意見に対して正しい間違っているという判断を下さない
  • 感情的にならないがユーモアがある
  • 他人の意見を理解するのが得意である
  • 発言力の弱い参加者の意見を尊重する
  • 物事を整理して考えるのが得意である
  • 参加者(日本人)の特性をよくわかっている

確かに上記にリストしたポイントをすべておさえている司会者はなかなかいません。しかし会議の司会者が上記のポイントを意識しているだけで状況はだいぶ変わるはずです。

記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月21日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック 

ライフハック

ライフハック
http://ja.wikipedia.org/wiki/Lifehack

GTD
http://ja.wikipedia.org/wiki/GTD

簡単に言えば、「日常、自分がやっている作業または生活の数々をいかに効率よく生産性良くやっていくか」というのがライフハック・GTDの考え方です。

僕が思うに、ライフハックの基本は、自分がやらなければならないこと、自分がやりたいと思っていること、人から頼まれた仕事、そういうものを頭の中で管理するのではなく、徹底的に可視化(目に見えるようにする)ことです。可視化の方法は、紙に書き出すでもいいし、前のエントリーで紹介したRemember The Milk(RTM)のようなコンピュータのツールに入力するのでも構いません。

僕のタスク管理のポイントを箇条書きにしてみます。

  1. 依頼されたすべての作業を紙またはRTMに記述する。
  2. 期限を聞いて必要なら作業に優先順位をつける。(分類は多くても高中低くらい)
  3. 優先順位の高い作業で、さらにそのなかから簡単なものから片付ける。
  4. 片付いた作業に「完了」「済」などのマークをつける。

僕がやっているのはこれだけです。当たり前のことかもしれませんが、大量の作業を一度に依頼されて「本当に終わるのか?」と不安になるときに特に有効です。ポイントは簡単なものから片付けること。実は大量の作業(例えば50個)の大半(45個)はものの15分くらいで終わるものなのです。それを終わらせてしまえば、時間のかかる作業が5個くらいしか残らないものです。簡単な作業を全て終わらせて「完了」「済」マークがついていると、精神的にすごく楽になります。ゆっくりと時間のかかる作業に取り掛かれます。

以下のサイト「Lifehacking.jp」は僕が始めてライフハックというものを知ったサイトです。僕なんかよりずっとライフハックを専門に書いてありますので、興味を持った方はこちらをおすすめします。すでにたくさんの人がフィード購読しています。

Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/
記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月21日(金)個別ページ
カテゴリー:ライフハック