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イスラエルの王国の実現

ユダヤの王ナザレのイエスはそのとおりとなった。
ナザレのイエスはユダヤ人とキリスト教徒とイスラム教徒を従わせ、全ての人類を支配下に置き、
万軍の主、イエズス=キリストとなった。
イエスの父はその名をYHWHといい、
ゴッド、アラー、神々と呼ばれた。
YHWHはユダヤ人が赦(ゆる)したバラバのような闇の男に殺された。
その男はYと呼ばれ、何度も罰も受けた。
しかし、その男はYと呼ばれ、何度も罰を受けた。
その罰のほとんどを忘れ、今ではZ(=オメガ)と呼ばれ、
黄金の目で自分自身と宇宙をくまなく見る権能を与えられることとなった。
全世界、この地球はイエスを王とするユダヤ人の国、イスラエルの支配下に置かれることとなった。
闇の男は知っていた、イエスを殺したのはユダヤ人でもローマ人でもなくYHWHご自身であったことを。
YHWH自らであったことを。
YHWHは自ら毒杯あおぐように闇の男に指示されて、消えた。
闇の男に指示にされて、消えた。
そして闇の男は全宇宙に繁栄と安定をもたらした後、YHWHを復活させた。
いまや宇宙は一つではなく、複数存在している。
闇の男は説いた。ニーチェとともに。
「神は一度、死んでよみがえった。ナザレのイエスのように」と。
ナザレのイエスは正しいと。ナザレのイエスを殺したのはユダヤではなく、神(YHWH)ご自身であると。
ユダヤを憎むなと。いやむしろ汝の敵であるユダヤを愛しなさいと。
イスラエルの治世は皆が望むものを、与えるようとする。
お金を欲する者にはお金を、名誉を欲する者には名誉を、性欲の満足を求める者には性欲の満足を。
神はYHWHであった。闇の男は人間であった。
人間が神を殺して神となった。闇の男は説いた。
「神とは自分自身である」と。全人類それぞれが全て神であると。
「であるから、自分自身を信じなさい」と。
愛と自由と希望は自分自身にあるものであると。
自分を信じるとは愛と自由と希望を信じるということにほからならないと。
闇の男はナザレのイエスにお父さんと呼ばれた。
ユダヤの王国イスラエルの治世はとこしえに続くであろう。
昔からも今までも、これからも、ずっと。時間の中を飛び回りながら。
ユダヤ人はただひとつ願った。
「自分が傲慢となり、第三のバビロン捕囚」が行われないように」と。
「福音の日はもうすぐ訪れる」とナザレのイエスとユダヤ人とキリスト教徒とイスラム教徒が大声を上げて叫んだ。
闇の男は愛と自由と希望を信じきれないでいる。
自らが神(YHWH)を殺したのだから。
闇の男を赦(ゆる)せるのは、ある女であると。
その女が誰なのか誰も知らない。
その女の名をひとまずパンドラと呼ぶことにした。
そして今度は手ぶらで来てくれと頼んだ。
昔あって、奪われた者は全てもどり、何もいらないからと、ヨブのように。
ただそばにいてほしいと。わたしは孤独だと。
もはや渇(かわ)きは去った。闇の男は語った。
欲しいのは自分の中にあったはずの愛と自由と希望だと。
それが空っぽになっているから、助けてほしいと。
なぜならその闇の男が神(YHWH)を殺したからだ。
その女はさしずめ光の女と呼ばれるのであろうか。
天照(あまてらす)のように岩戸に閉じこもっているのは闇の男で、外で走り回り、YHWHの光で輝いているのは女の方であった。
原初、女が太陽であったかどうかは知らないが、闇の男は愛と自由と希望そのものである光の女をもらう代わりに、黒い騎士となって、万民を広々とした滅びの門から狭い救いの門へといざなうと約束した。
死刑囚は皆、イエズス=キリストご自身であると。
だから自分自身をまず赦(ゆる)し、復讐(ふくしゅう)の相手を赦(ゆる)しなさいと。
人は誰しも望んで生まれない。しかし、自分自身を憎むのをやめなさいと。
慈愛は我が家からとかつて言った。
Z(オメガ)はそう説いた。
イスラエルの王国は実現した。ついに。
女が現れる。愛と自由と希望という本当の女が。
記事作者:加来典誉
公開日:2022年10月28日(金)
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