GTDの記事を読んでいて、Doingリストなるものがあることを知りました。くわしく理解していないので、誤解しているかもしれませんが、印象に残ったのは、「Doingリストに書かれていないことは一切しない」というものがありました。DoingリストについてはLifehacking.jp:「ゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト」を参照してください。簡単に言えば、次にやる作業をあらかじめリストアップしていて、それ以外は一切しないというものです。さて、僕にとって問題なのは、「Doingリストに書かれていないことは一切しない」ということが僕には不可能だということです。
僕はある作業をして行き詰ってしまうと、ついつい別のことをしてしまいます。たとえば、katabami.orgのブログシステムのプログラミングをしていたら、どうしても上手く動かない。そうすると、インターネットでエロサイトを見てしまい、そっちに熱中して、1、2時間すごした挙句、疲れてベッドで寝てしまう。はい。確かに問題ですね。これはGTD以前の問題かもしれません。しかし、これは極端な例だとしても、たとえば、何か会社で仕事をしていて、行き詰ったり単調な感じに耐えられなくなったら、別のサイトのページを見てしまう、なんてことが多々あります。しかし、これをすべて切り捨てることが僕にとって可能なことなのか有益なことなのか、ということを考えると、そうではないように思います。この本筋とは違うことをするということも僕が生きていくうえでは必要なことだと思うのです。もしこれをなくせばストレスがたまって結果的には破綻する可能性があります。すべての作業を計画通りにすすめようとしようとすると圧迫感が生じてしまいます。
集中力がないという点で、僕はライフハッカーとしては失格なのかもしれません。しかし、集中力のある人だけが生産性を向上させることができる、というのは不公平なように思います。集中力がない人もそれなりに生産性を向上させるライフハックがあるはずです。
これは実際に僕が試してみたことではありません。しかし、実行するつもりです。自分がやらなければならないToDoリストの中に、ついついやってしまう自分の行動を入れてしまうということです。たとえば、「katabami.orgにカテゴリの概念を追加する」「katabami.orgに関連する記事を出す(タグで判別)機能追加」というのが本筋の作業だとすると、「フィードリーダーで新着記事をチェックする」「本を50ページ読む」「20分寝る」といったことも入れておくのです。
気づいたら恥ずかしいことも書いてしまいました。集中力のない僕が生産性を向上させるにはどうすればいいかということは僕の人生の中でかなり重要なことです。特に会社を出て、自分だけで仕事をするようになった場合、誘惑物の多い自宅で作業をすると生産性が著しく低下する可能性があるからです。上記の方法でいくらかでも生産性の低下を食い止めることができればと思っています。